【第2回 ターゲティング】

前回はマーケティングな基本的なお話をさせて頂きました。
今回はマーケティングを行う上で、とても重要な「ターゲティング」についてお話をさせて頂きます。

販促物においてとても重要なのは「誰に」「どこで」「何を」売るかです。
この中の「誰に」は、残りの2つの「どこで」と「何を」にも関係してきます。

-なぜ「誰に」を決めるべきなのか?
人が1日に目にする広告の数がいくつかご存知でしょうか?
答えは約3000件です。
その中であなたの広告を目にし、興味を惹き、何らかの行動を起こしてもらう必要があります。
そこで、「誰」がしっかり決まっていないと見た人に「自分には関係ない」と思われてしまい、何も起こる事はありません。

-どこまで「誰」を定義するべきか
どこまでするべきかと聞かれることが多々あります。
その答えは「できるだけ明確にする」という事です。

例えば
■名前  ■性別  ■年齢  ■職業  ■役職  ■年収  ■家族構成  ■趣味
■よく行く場所  ■定期的に読んでいる雑誌など

上記の様により明確にする事を「ペルソナ」と言います。
このペルソナをしっかり決めることで、反応させる広告物が作ることができます。

例えば20歳の男性に向けたメッセージと、28歳の男性に向けたメッセージは違ってくるはずです。
・20歳の男性:まだ学生かもしれない、社会人でもまだまだこれからという時期です。
28歳の男性の場合:会社の中で少しづつ責任が出来てきて、主任や課長等になっている場合もあります。
上記の様に状況が違うのです。
仕事以外の面でも、28歳の男性は結婚しているかもしれません。
その2人に同じことを言っても、響くはずがありません。
そしてペルソナが決まっていないと、発信側も何を言ったらいいかわからず、結局は2人ともに響かないメッセージになってしまう事が少なくありません。
また売りたい商品が、20歳の男性には必要ない場合があります。
その場合は、売るものを変えなければいけませんが、それが分かれば無駄な広告費を掛けずに済みます。

-最後に
弊社でもペルソナを作りましょうというと、お客様の中には拒否反応を示す方も少なくはありません。
一見、他の層の見込み客を捨てるように見えるからです。
実は違います。
ペルソナをしないことの方が、より多くの見込み客を減らすことに繋がるのです。
他の層を取り込みたい場合は、その層のペルソナを作り、コンセプトを作り直し、
適切なメッセージを投げかければ解決できるのです。